【Windows】もっと自由に! 「ファイル名を指定して実行」で好きなソフトやファイルを開きたい

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[Windows] + [R]

前回、「ファイル名を指定して実行」の基本的な使い方を紹介しました。

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Windows標準の操作を中心に紹介したので、誰のパソコンでも、たとえ実家の親父のパソコンでも必ず使えるというのが利点です。

ただ、[Windows] + [R]キーの操作に慣れてくるにつれ、いつも自分が使っているお気に入りのアプリケーションも一発で起動できたらいいなー、という思いが出てきます。

今回はその方法を紹介していきましょう。

「ファイル名を指定して実行」の仕組みとは

そもそも、Windowsはどうやってこの「ファイル名を指定して実行」を実現しているのでしょうか。
結論から言ってしまうと、彼(?)はシステム環境変数の「Path」に指定してある範囲を検索して、指定されたファイルがあればそれを実行しているのです。

と言っても、なんのこっちゃわからないので順を追って見ていきましょう。

(仕組みなんかどうでもいいゼ! という方はこちら

実行できるファイルの場所を調べる

まずは前回ご紹介したように、 [Windows]キー + [R]キー で「ファイル名を指定して実行」入力ボックスを表示し、

sysdm.cpl

sysdm.cpl

と入力して「システムのプロパティ」を開きます。

システムのプロパティ

[詳細設定]タブ – [環境変数] と開いていくと [システム環境変数]欄に「Path」という名前の項目があり、セミコロン(;)で区切られたファイルパスがずらずらと並んでいます。

これが「ファイル名を指定して実行」の検索対象範囲というワケです。

入力された文字列に合致するファイル名を持つものが、「Path」で指定されたファイルパス以下にあるかどうか探し、見つかればそれを実行するという動作をします。

たとえば…

先ほど「ファイル名を指定して実行」で入力した「sysdm.cpl」ですが、僕の環境では

C:\Windows\System32

の下に、そのような名前のファイルがあります。

Windowsはシステム環境変数で指定されているなかの「%SystemRoot%\system32」を検索して「sysdm.cpl」を発見し、実行しているのです。
(「%SystemRoot%」という謎の呪文は「C:\Windows」の事です。環境によってOSのインストール先ドライブが「C:」や「D:」だったりと変わってしまうため変数で指定されています。)

要するに、文字通り「ファイル名」を指定して「実行」しているワケです。

…って、わかりにくい!

愛用ソフトを実行できるようにする(非推奨編)

仕組みがわかったところで、じゃあ、その理屈で行くと

C:\Windows\System32

にお気に入りのソフトをインストールすればいいような気がしてきます。

けれど、OSのシステムフィルダへのインストールはエラーが出ることが多い上、インストール時にどのようなファイルが展開されるかわからない(同名のファイルが作成される、等)ため、避けたほうが無難でしょう。

あるいは、アプリケーションの実行ファイルへの『ショートカット』をSytem32フォルダへ放り込む方法も考えられます。

この場合、確かに「ファイル名を指定して実行」から起動できるようになります。

お手軽ではありますが、同様の理由で、操作時にミスしないよう気をつける必要があります。

…もっとスマートな方法を考えてみましょうか。

本題! 愛用ソフトを実行できるようにする方法2つ

ここでは「FireAlpaca」というソフトを例に「ファイル名を指定して実行」から起動する方法を見ていきましょう。

FireAlpaca

FireAlpaca(http://firealpaca.com/

フリーで利用でき動作も軽い、いちおしペイントソフトです。

トップページの [Win版ダウンロード] からインストーラをダウンロードし、実行します。

Setup

ここで注目するのはインストールフォルダです。

デフォルトでは

C:\Program Files (x86)\FireAlpaca\FireAlpaca

にインストールされるようです。

方法その1. インストールフォルダにパスを通す

インストールが完了したら「ファイル名を指定して実行」で起動できるようにしていきます。

理屈としては、Windowsがファイルを探す範囲に、このインストールフォルダを追加してやればいいワケです。
LINUX/UNIXユーザの方には馴染みがあるかもしれませんが、いわゆる「パスを通す」というやつです。

さっそく

C:\Program Files (x86)\FireAlpaca\FireAlpaca

を追加してみましょう。

新しいユーザー変数

  1. [環境変数] 画面で [新規]ボタンを押します。
  2. [新しいユーザー変数] ダイアログで [変数名] と [変数値] に以下を入力し [OK]ボタン。
  • 変数名:Path
  • 変数値:C:\Program Files (x86)\FireAlpaca\FireAlpaca(実際にFireAlpacaがインストールされたフォルダが異なる場合は適宜、読みかえてください)

なお、使用するのが自分ひとりで問題ないなら [システム環境変数] ではなく上半分の [ユーザー環境変数] を使用しましょう。
個別のユーザーアカウントにのみ設定が反映されるのでシステム全体に影響を与えません。

これで「ファイル名を指定して実行」でFireAlpacaのインストールフォルダが検索できるはずです。

FireAlpaca.exe

実際にアプリケーションを起動するための実行ファイルは「FireAlpaca.exe」ですので、「ファイル名を指定して実行」の入力ボックスで指定します。

FireAlpacaが開きました

FireAlpacaが起動しました。

方法その2. ショートカットファイルをまとめてパスを通す

ただ、アプリケーションをインストールする度に環境変数の設定をするのも面倒です。
まだスマートとは言えません。

「ファイル名を指定して実行」で指定できるのは、何も実行形式ファイルだけではありません。実行ファイルへの『ショートカット』ファイルも実行できるのです。

ならば、複数のアプリケーションのショートカットをフォルダにまとめておき、そのフォルダのパスを環境変数へ登録すれば便利な気がします。

ここでは「C:」直下に「HOGEMOGE」というフォルダ(任意の名前でOK)を作成し、その中にFireAlpacaのショートカットを入れてみましょう。

ショートカットを入れる

FireAlpacaのインストール時にデスクトップに作成されたショートカットを「HOGEMOGE」フォルダにコピーしています。

変数値:HOGEMOGE

変数値は作成したフォルダのパスを指定します。

これでショートカット「FireAlpaca」を「ファイル名を指定して実行」から起動できるようになりました。

ショートカット「FireAlpaca」は

C:\Program Files (x86)\FireAlpaca\FireAlpaca\FireAlpaca.exe

を実行しますので、間接的に実行ファイルを起動しているというワケです。

あとは、自分の好きなアプリケーションへのショートカットを、この「HOGEMOGE」フォルダへどんどん放り込んでいくだけ。

環境変数の設定は最初の一度だけでOK、あとは勝手にフォルダ内にあれば見つけてくれます。

さらに便利にするために

実はこのショートカットファイル、名前は何でも構いません。

「ファイル名を指定して実行」は、入力された文字列と合致するファイル名を持つファイル(まわりくどい)を実行するので、好きな名前に変えてしまっても問題ありません。

名前を変えても...

「FA」だろうが、日本語で「アルパカちゃん」だろうが起動できるようになります。

「a」とかにすれば、[Windows] + [R] → [a] → [Enter] で一秒で起動できます!
ぜひ! 目にもとまらぬ早わざでアルパカを呼び出しましょう!

ファイルやフォルダだって開ける!

ここまでアプリケーションの起動を例に説明してきましたが、「ファイル名を指定して実行」は何も、アプリケーションを起動するためのものではありません。

ふつーにファイルやフォルダだって開けます。

ファイルやフォルダ

使い勝手がいいのは、よく使うフォルダへのショートカットを作っておくことでしょうか。

フィルダを開く

もしデスクトップに、よく使うフォルダへのショートカットが散乱しているような状況なら、いちどこの方法で、全部放り込んでしまいましょう。

履歴機能も使える

もちろん履歴機能も使えますので、大量のアイコンの中から目当てのものを探すより断然速く開くことができます。

さぁ今日から「ファイル名を指定して実行」を使いこなして、ストレスフリーなWindowsライフをエンジョイしましょう(?)。

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